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治療はセルフケアが中心について

 
顎関節症は生活習慣病的な部分が大きいため、患者自身が行う自宅療法(=セルフケア)が治療の中心となります。

顎関節症を起している歯ぎしりや偏咀嚼などの悪習癖やそれを誘発する背景などを把握してそれらを取り除くことをしなければ根本的な治療にはならないともいえます。

それは症状の改善とともに再発の予防にもなります。

【主なセルフケア】


※歯を接触させない
くいしばりをしないようにする。
上下の歯が接触するのは物を噛むときだけで、通常時は歯を接触させないようにして余計な負担をかけないようにする。
「唇を閉じ、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」(TMDマントラ−顎関節症呪文)

※硬いものは食べない
痛みや口が開けづらい症状がある場合は、しばらくは硬いものを食べないよう注意する。

※口を大きく開けない
無理に口を大きく開けない。食べ物を小さく切ったり、会話中、あくびや歯科治療などにも注意。

※冷湿布・ 温湿布
痛みの急性期には冷湿布が有効。
あごを動かさずに冷やしすぎると血液循環が悪くなるので注意。
慢性的な痛みには温湿布をすると筋肉の緊張や痛みが緩和される。

※マッサージ
あごの筋肉が痛むときはマッサージをすると血行がよくなり痛みが軽減される。
弱っている筋肉を痛めないように強く揉みすぎない。

※よい姿勢を保つ
立つ姿勢や座る姿勢を正しく。
猫背やあごを突き出す姿勢になっていないか注意する。
同じ姿勢を長時間続けないようにし、ときどきストレッチなどをする。

※うつ伏せ寝をしない
うつ伏せは顎や首の筋肉に負担がかかるので、できるだけ仰向けで寝るようにする。
枕も高いものは避ける。

※あごの運動をする
関節や筋肉の痛みが緩和されたら、少しずつ顎の運動を行う。
口の開閉や顎を横に動かしたり、首や肩のストレッチをする。
医師に相談して顎の筋肉エクササイズなどを症状をみながら行う。(関節可動化訓練、筋伸展訓練、筋負荷訓練、咀嚼訓練など)

※リラクゼーション
緊張をほぐし、顎に負担をかけないようにする。
仕事などで長時間緊張が続くような場合は、ときどき緊張を解いて筋肉を休ませるようにする。
意識的に筋肉の力を抜いていくリラクゼーションなどを行うのもよい。
また過度なストレスがかからないようにする。

※全身運動
ウォーキングや水泳などの全身運動をする。
基礎体力の維持や全身の血行をよくする他に、気分転換やストレス解消の効果もある。

※あごに負担をかけない生活
歯を食いしばるスポーツ、管楽器の演奏、口を大きく開ける発声練習などにも注意。
頬杖をつかない、食べ物は両奥歯で噛む、など顎に負担をかけないようにする。



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