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補聴器の選び方について

 
補聴器は、多くの方にとってなじみの少ないもの。

ご購入時に、不安を抱くことは無理もないことかもしれません。

販売店の選び方から、購入時に気を付けることまで幅広くご紹介します♪

《 補聴器の種類と特徴 》

補聴器メーカー各社から、たくさんの種類の補聴器が発売されています。

使い方や『きこえ』にあわせて自分にあった補聴器を選ぶことが大切です。

一般に、補聴器は形状によって以下の5つに分類されます。

現在では耳あな形補聴器が主流です。

【耳あな形】
耳あなに収まるタイプ。
耳あなにスッポリ収まる小型のものから、耳の外にまでくる大型のものまで、いくつかのタイプがあります。
耳あなの形状ときこえの程度に合わせてつくるオーダーメイドタイプが一般的です。

【耳かけ形】
耳にかけて使用します。
操作が簡単で扱いやすいのが特長。
汗が入りやすいのが難点ですが、汗に強い機種も出ています。

【ポケット形】
本体をポケットに入れ、イヤホンとコードをつないで使用。
操作は比較的簡単で、機種によっては高出力が得られます。
コードが邪魔になったり、たまに衣ずれ音が入ることがあります。

【メガネ形】
メガネのツルの部分に補聴器を内蔵させています。
メガネと補聴器を併用できる利点はありますが、レンズと補聴器の両方を調整する必要があります。

【特殊補聴器】
離れた場所に設置したFM送信機から、手元の補聴器に音を送る、騒音に強いタイプや、高音域の子音を聴き取りやすいよう周波数を圧縮するものまで、特殊な用途で使う補聴器もあります。

《 オーダーメイド補聴器とは?》

耳のカタチや『きこえ』は、一人ひとり違います。

特に耳あな形補聴器は、耳あなへのフィットが大切。

オーダーメイド補聴器は、『きこえ』も『カタチ』もあなたに合わせてつくる、世界で一台の補聴器です。

《 『補聴器もどき』の集音器にご注意!! 》

近頃、「安くて、すぐよく聞こえる!」などの売り文句が書かれた新聞や、折込チラシによる通信販売を見かけます。

しかし、一人ひとりの『きこえ』に合わせた調整をしてこそ補聴器は効果を最大限に発揮するもの。

補聴器は医療機器なので、アフターケアも視野に、慎重にご購入されることをお奨めします。

《 補聴器を『きこえ』で選ぶ》

補聴器にはそれぞれ、対応できる難聴の程度が決まっています。

ご自身の難聴の程度にあった補聴器を選ぶことが大切です。

《 難聴の程度(レベル)と適合機種》

下の図は、各補聴器のタイプごとに適応できる難聴の程度を表したものです。

難聴の程度と各症状についてはあくまで目安なので、補聴器ご購入前に耳鼻科などで聴力を詳しく測定することをお勧めします。


難聴の程度と各症状についてはあくまで目安なので、補聴器ご購入前に耳鼻科などで聴力を詳しく測定することをお勧めします。






《 両耳装用のすすめ 》

私たちは、左右を連携させて音のする方向や距離などを判断しているので、補聴器も両耳装用が自然です。

両耳装用ではさらに、以下の効果が期待できます。

【雑音にも強い】
必要な音と雑音の区別が楽で、雑音の中でも会話が聞き取りやすくなります。

【音の方向が分かりやすい】
ステレオ効果により、音の方向や位置が明確になり安全です。

【より自然な『きこえ』】
同時に両方の耳から音が入るので、よる自然に聞き取れます。

【疲れにくい】
小さな音量でも聞き取れるので、耳に優しく疲れにくくなります。

 

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